1月28日
ハウスメーカーの泣き言 その6
前回に引き続き、ハウスメーカーにまとわりつくヤカラの事例を紹介したいと思います。とにかくハウスメーカーの現場にはヤカラがいっぱいです。前回のように、札や絵を売りつけるのは、まだ芸があるだけ許せるほうかもしれません。
【とりあえず働く】(名称不明)
「いやぁ、どうもどうも、久しぶり♪」
またしても、工事現場での出来事でした。そのオッサンは、職人と楽しげに話しながら近づいてきました。この日は、土嚢を移動させている最中、私も手持無沙汰で手伝っていました。
「兄ちゃん、大変そうやな。わしも手伝うわ」
オッサンは有無を言わさず、土嚢を運びはじめました。てっきり職人と話していたので、またしても
「なんだ、職人さんの友達か」
と思っていました。
一時間ほどして、作業が終わりました。
「ありがとうございます」
私が、そう言うと、
「兄ちゃん、何ぼや?」
「え?」
「金いくら出すって聞いとんのじゃ! 働いたら銭払うんがスジちゃうんか!!」
今までの笑顔が信じられない形相で怒りだしました。
後から聞くと、やっぱり職人さんの知り合いでも何でもなく、職人も私の知り合いだと思っていたそうです。実際、現場では人の出入りが多く、誰の知り合いかなど一々詮索していられないのが現状です。
今度も、泣く泣く1万円払いました。
お金で済めばいいほうで、中には有無を言わさず財布ごと奪われるケースもあるようです。私の知っている人は、ヤカラ対策に1万円だけ入れたダミー用の財布を用意していたそうです。なんだか、カツアゲにびびっている中学生みたいですね。